ヘルパーの4人に1人が高齢者 介護業界の人手不足浮き彫り

公益財団法人 介護労働安定センターの調査によると、ホームヘルパーの4人に一人が65歳以上の高齢者であることが分かった。ヘルパーは多様な業務に携わり労働密度が濃い。そして激務内容の割に給与水準が低く、定着率が低い。このため介護施設ではヘルパー不足が著しい。
65歳以上の割合は、看護職などを含む介護事業所の従業員全体では12.3%、ヘルパーは25.6%で、それ以外の一般の介護職の9.4%と比べ大幅に高く、平均年齢は50.9歳。ヘルパー不足を感じている事業所は80.1%に上っている。こうしてみると、要介護者予備軍でもある高齢者が、同様に介護業界の支え手にもなっている状況が浮き彫りになった。

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