2022年の厚生労働省の国民生活基礎調査によると、高齢者が高齢者を介護する”老老介護”の割合が年々高まっていることが分かった。3年に一度実施される同調査によると、65歳以上同士の割合は63.5%に達し、2001年の調査開始以降で最も高い割合となった。2019年の前回調査を3.8ポイント上回った。後期高齢者の75歳以上同士の割合も35.7%に上り、前回調査より2.6ポイント上昇している。
いつまでもゴールの見えない老老介護は、体力の衰えにより共倒れのリスクをはらんでおり、介護の支え手の確保が急務となっている。