21年度の障害者虐待 最多の2,693件,被害者2,960人

厚生労働省のまとめによると、2021年度に障害者や家族が福祉施設・事業所の職員から受けた虐待が2,693件あり、被害者が2,960人に上ったことが分かった。2020年度から293件、295人増えて、過去最多を更新した。
施設職員からの虐待は699件で、被害者は956人。この内訳を類型別(複数回答)でみると、暴力や拘束などの身体的虐待が56.8%と最も多く、暴言などの心理的虐待が42.2%で続いている。施設に種類ではグループホームが23.2%、入所施設が20.9%、デイサービス13.6%。被害者は知的障害者が72.9%を占めた。

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