22年の子ども出生数 初の80万人割れか 少子化加速

厚生労働省によると、今年1月から10月までに生まれた子どもの数は外国人も含めた速報値で66万9,871人だった。前年同期と比べて3万3,827人(4.8%)減少している。月別では2月から9カ月連続で前年同月を下回っており、過去最少ペースで推移している。
2021年の日本人の子どもの年間出生数は81万1,622人だった。12月までの残り2カ月間も現在のペースのまま推移すれば、今年は国が統計を取り始めた1899年以降で初めて80万人を下回る可能性がある。
実際に80万人を下回れば国立社会保障・人口問題研究所が2017年に公表した予測よりも8年早く、少子化が想定を大幅に上回るペースで進むことになる。
大手シンクタンク、日本総合研究所が11月に公表した推計では、今年の子どもの出生数を77万人とみている。

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