尊敬する人物との出会いNo,4

当時のスナックには、結構入り浸っている厳つい人が多く、私もそう言う“如何にも”という人と同じ空間で同じ時間を過ごす事に慣れるのに時間がかかった。
ある晩、腹ごしらえをし、“スナック”に入ると奥のボックスに、その方々はおられた。
“如何にも”の方々だ。
店の女の子を沢山はべらせる4人組。
大柄の方2人、小型1人、髭を面の長身1人だ。
支店は、その日給料日と言う事もあり、みんな胸のポッケには4、50万の札束が押し込まれていた。
その分、気も大きくなっていた。嫌な予感はしていた。
我々が入ると賑やかだって奥のボックスが一瞬「シーン」となった。
鋭い視線が奥のボックスから注がれる・・・。
支店の中で最も気の短い係長が、「ママさん、12人やけど無理?!」
ママさんは、一瞬、視線を奥のボックスに向け、小声で「ごめん、ちょっと難しいわ」と。
係長も状況を察して、「じゃあ又にするわぁ」と。
すると奥から「ここ空けるでー」と。
”如何にも”さんから気の無い声だ。
無視するわけではなく我々が引き上げようとしたその時!
「気ぃー悪いなーお前らー!!」と、大柄の如何にもさん。
支店長は無言で人差し指を奥のボックスに向ける。
それを合図に我々12名と“如何にもさん”達とドンチャン騒ぎが始まるのである。
「おんどりゃー!!」罵声が飛び交い。
「ガシッシャーン!!」グラスの割れる音。
「ピューン!!」ボトルが飛ぶ。
ビール瓶が大柄の方二人のお頭を直撃!!
お二人とも床で静かにおやすみになられる。
長身の方は、ソファーごと抱えあげられ、お店の外に投げ出され、外が気に入ってか入って来られない?!
小型さんは、何か急用でも出来たのか“池のめだかさん”の様に、人の間をすりぬけ、暑くてのぼせられたのだろう
鼻から血を流しながら、「覚えとけよー」と捨てゼリフ。
外に走って出られた・・・。
一件落着し。
いくらか店にお金を渡し違う店で飲み直しで有る。
これは、大昔のノンフィクションである。
今思うと、非常に恐ろしい出来事であった。
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